37 神戸聖愛教会

〒651-0092 神戸市中央区生田町1-1-27 TEL 078-221-7547

神戸聖愛教会の歩みは、アメリカ北部バプテスト教会から派遣されたヘンリー・H・リース宣教師が1882年に北野で始めた伝道から始まります。関西最初のバプテスト教会でした。今年2022年は教会創立140年という記念の年になります。

1892年には下山手通に礼拝堂が建てられました。その時代は神戸浸礼(バプテスト)教会という名称でした。リース宣教師は来日時すでに50歳でしたが精力的に伝道活動を行い、姫路と豊岡に教会を設立します。その後、リース宣教師を助けるためにイギリス人のR・O・タムソン宣教師が来神し小野浜に住みました。その妻ギャゼリーは、小野浜地区の貧しい家庭の子どもたちの保育のために善隣幼稚園を設立します。この幼稚園は、磯上通(バイブル・ハウスの近く)、吾妻通、国香通と移転しましたが、吾妻通の土地は無償で賀川豊彦に寄贈しました(現在の賀川記念館)。

戦前までに神戸には三つのバプテスト教会(下山手、葺合、兵庫塚本通)が設立されましたが、1945年の空襲によりすべての教会が礼拝堂を焼失します。戦後、3教会は合同して現在の生田町1丁目に礼拝堂を建て内藤忠雄牧師が主任担任教師となりました。この時に教会名が「神戸聖愛教会」となりました。その後、善隣幼稚園の閉園を経て、1992年に現在の礼拝堂が献堂されました。

神戸聖愛教会は日本基督教団に属していますが、バプテストの伝道を保持しているのでバプテスマは全浸礼で行い、会衆主義の立場を強く意識しています。日本基督教団内には21のバプテストの伝統をもつ教会があり、それらは「教団新生会」というグループを作っています。近年はバプテスト同盟、バプテスト連盟との交流も行われるようになっています。また、日本基督教団の近隣の1 2 の教会でFNH12(旧葺合、灘、東灘)というグループをつくっており、福島のこどもたちの保養プログラムや洗足木曜日礼拝などを行ってきましたが、それらはコロナのために休止中です。

現在の神戸聖愛教会の現住陪餐会員は175名です。2010年からは小栗献牧師が主任牧師をつとめています。礼拝堂では音響のよい礼拝堂を生かして、宗教音楽やバロック音楽を中心とした多くのコンサートが行われています。2018年からは子ども食堂「せいあい善隣カフェ」を始めましたが、こちらも現在はコロナのために休止中です。

近隣にある神戸YMCA、神戸YWCAなどとの関係も大切にしており、地域に開かれた教会となることができるように願いつつ宣教活動を行っています。