134【編集後記】KBH理事 関西聖書神学校 校長 鎌野 直人

聖書翻訳は教会の大切な働きの一つであり、教会の歴史の中で、幾たびも繰り返されてきています。ルター訳と呼ばれるドイツ語訳聖書も、16世紀のルターからはじめて幾度も「改訂」という意味で翻訳されてきました。キリスト教が少数派である日本においてでさえ、幾つもの訳の聖書が存在します。現在でも、見えないところで聖書翻訳は進んでいます。
なぜ聖書は同じ言語であっても何度も翻訳されるのでしょうか。その理由の一つは、その言語が変化するからです。日本語もこの百年間で大きく変化しています。もう一つの理由は聖書についての研究が日々進められているからです。一例として、翻訳の元となるギリシア語聖書(新約聖書)の校訂版は、この50年間でも、1993年、2014年、2025年の3回にわたって改訂されています。ほんのわずかではありますが、版が変わるごとに変化しています。
聖書翻訳は地道だけれども、大切な働きです。神戸バイブル・ハウスはそんな働きの一端も皆さんに紹介する場所なのです。

クリスチャンセンター 神戸バイブル・ハウス 理事 関西聖書神学校 校長 鎌野 直人


