134【巻頭言】KBH副理事長 大嶋 博道 師「地の基が揺れ動くとも」

神戸バイブル・ハウス副理事長
日本フリーメソジスト
神戸ひよどり台教会 牧師
大嶋 博道 師

「地の基が揺れ動くとも」

「神はわたしたちの避けどころ、わたしたちの砦。苦難のとき、必ずそこにいまして助けてくださる。わたしたちは決して恐れない。地が姿を変え、山々が揺らいで海の中に移るとも。…」(詩編46:2~4)今も、世界は激しく揺れている! 主の年、2026年も早や2月を迎えました。改めて、世界の平和と安定、人々の安寧を祈らざるを得ません。なぜなら、天地創造以来、私たちが住む世界は常に揺れ動き、不安定だからです。大地は大地震・暴風・豪雨・津波・噴火などで激しく揺れ動き、世界情勢も戦争・紛争・テロなどで分断や破壊を繰り返し、混沌としており、そこに住む人々の心も日々、不安や恐れで動揺しています。まさに、人間は“揺れる存在”ではないでしょうか!

今こそ、よく考えてみようではないか!

ご存じのように、17世紀のフランスのパスカルの随想録「パンセ」の中に、「人間はひとくきの葦にすぎない。自然の中で最も弱いものである。だが、それは考える葦である。」という有名な言葉があります。私は、人間は激しく揺れる存在、と述べましたが、パスカルは「ひとくきの葦(最も小さくて弱い存在)」にすぎない、と400数十年前にすでに述べています。しかしながら、人間には「考える」能力が与えられているのです。具体的には、今日の医学や科学技術の進歩に表れています。今こそ、世界の為政者、学者、宗教家、私たちは、英知を絞り、「世界が激しく揺れる原因」を真剣に考えなければならないのではないでしょうか!

主なる神は不動(確かな土台)である!

冒頭の聖書のみことばのように、私たちが立っている地の基は激しく揺れ動いたとしても、主なる神は決して揺れないお方であることを確信しましょう。神は永遠に不動(確かな土台)であります。「神はわたしたちの避けどころ」とは、神は私たちの「シエルター」すなわち安全・安心を確保するための真の「避難所」なのです。詩編の詩人は、「神こそ、わたしの岩、わたしの救い、砦の塔。わたしは決して動揺しない。」と告白しています。(詩編62:2~3) そしてまた、主なる神は揺れ動く大地に私たちと共に立っておられるお方です。私たちを完全な者とし、強め、力づけ、揺らぐことのないようにしてくださるために!(ペトロ-5:10)まさに、私たちの神は、私たちの「現場」におられる神なのです。

今年も、神戸バイブル・ハウスにご支援を!

神戸バイブル・ハウスはすでに創立20周年を経過しています。日本で唯一の定住聖書図書館です。カトリック教会とプロテスタント教会の共同の宣教の働きの場でもあります。主にある諸教会の教職と信徒の皆様によって祈られ、支えられて今日まで運営されてきました。今後もこのユニークな働きを継続するためには、更なる財政的支援を必要としています。主にある皆様のお祈りとご支援をよろしくお願い申し上げます。祝福をお祈りいたしております。