119 会員教会を訪ねて（44）カトリック大阪梅田教会

〒531-0072 大阪市北区豊崎3-12-8 サクラファミリア　
TEL 06-6371-4060
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カトリック大阪梅田教会は、2011年3月6日に創立された比較的新しい教会ですが、その前身、および成り立ちはとても複雑です。

前身としては、6つの教会共同体の流れを受け継いでいます。大阪市のカトリック教会で、4番目に古い旧北野教会（1906年創立）、淀屋橋のビジネス街にあった北浜教会（1948年創立）、JR野田駅の近くにあった福島教会（1952年創立）、JR桜ノ宮駅の近くにあった桜宮教会（1959年創立）、阪急三国駅にあった三国教会（1952年創立）、そして建物は集会所として残った阪神姫島駅近くにあった姫里教会（1948年創立）です。

そして現在は、サクラファミリア（センター）のビルの中に存在し、サクラファミリアの管轄のもと、上智大学サテライトキャンパス（2F、その中に、JR尼崎脱線事故をきっかけに設立されたグリーフケア研究所もあります）、書籍や聖具販売などを行っているサンパウロ大阪宣教センター（1F）とともに、活動をしています。

3階のメイン聖堂（300名収容）などには、彫刻家のC・ボナノッティ氏による作品が至る所にあり、笑い話ですが、彫刻の天使を悪魔と間違える人もいるという特別な個性を放つものもあります。また、信徒席側からは、祭壇の後ろに阪急電車の通過する様子が見られ、町の中にたたずむ教会の様子が具現されています。また4階は、各種の集会や会議などに使われています。コロナの影響で、礼拝式は少なかったのですが、この2023年の復活祭には、4回の礼拝式で1000名ほどの参加者があり、少しずつ戻ってきている感があります。

信徒数は、現在1200名ほど、主に大阪市の北部から集まっています。交通の便利な場所にありますので、結婚式や葬式（創立から10年経った2022年から始まりました）や会議で使われることが多くなってきました。そして、旅行者の気軽に行ける教会としても、多くの外国人や日本人が訪れています。