117【編集後記】鎌野 直人師

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「日本にはなんでもあるが、希望だけがない」と誰かが言った、と聞いたことがあります。ただでさえ希望を見出しにくい国において、コロナ禍、自然災害、戦争、急激な物価高など、「希望のかけらなどない」と思わせるような出来事が続いているのも事実です。
それでもなお、今号のニュースを見ると「希望は失望に終わることはありません」(ローマ5:5)という聖書のことばがよみがえってきます。つながることによって生み出される希望、神の言葉そのものが備える希望、国際化した町にある教会が生み出す希望、そしてなによりも御子イエスの復活が土台となっている希望です。神戸バイブル・ハウス20周年の標語にも「希望のことばをひろめるために」とあります。世界が希望を失ったとしても、神の言葉が与えられている教会には希望が満ち溢れているのです。そして、この希望をひろめる使命に与っているのです。
このニューズレターを読むみなさまも、希望のことばである方の恵みに立って、世界を見直しつつ進まれるようにと心から願っています。

クリスチャンセンター
神戸バイブル・ハウス 理事
関西聖書神学校 校長 

鎌野 直人 師