116 会員教会を訪ねて(41) 湊川伝道館
湊川伝道館 〒652-0811 兵庫県神戸市兵庫区新開地2丁目6-7 TEL 078-576-3324
日本伝道隊湊川伝道館は、B・F・バックストン師(1890年初来日)、パゼット・ウィルクス師(1897年初来日)により英国のクリスチャンの献金により新開地の土地約140坪を買い、1905年天幕伝道を始めました。多くの求道者が集まり、その中に1913年ウィルクス師の説教により、柘植 不知人師が回心されました。1915年ウィルクス師等の祈りに応えられ、英国のある資産家の婦人により、1000ポンドの献金が捧げられ、湊川伝道館は献堂されました。それと共に神戸で第三期の聖書学校がはじまり、柘植師、佐藤師、小島師、野畑師、1916年に入隊された、沢村師、他が学ばれました。
1902年帰英されたバックストン師も来日され(1913~1917)教師は竹田師、三谷師、ウィルクス師、ソートン師、堀内師。1923年、竹田師脱退。御影聖書学舎設立、沢村師は校長となられ、1930年塩屋聖書学舎設立(木造の校舎)。1937年バックストン師の最後の来日。
日本伝道隊員、約140名「ゼカリヤ書4章6節」(日本人、宣教師)。1945年3月17日、30年にわたり神に用いられた、レンガ造りの伝道館は米軍の神戸空爆の犠牲となって焼失しました。
戦後第二代主管(1952~1967)ウィリアム・ビー師は1926年来日。東京で日本語を学び、その後3年間東京芝伝道館、万国警官キリスト同盟会で奉仕。その後、和歌山県田辺市を中心に、山間僻地に福音を宣べ伝え、さらに、佐賀市に伝道しました。1964年、関西聖書神学校を新築し、続いて1967年女子寮の建設にかかりますが起工式後まもなく、心筋梗塞の為急逝、64歳でした。関西聖書神学校で営まれた葬儀の後、神戸修法ヶ原の外人墓地に葬られ、日本の土になりました。
湊川伝道館はクリスマスには8ヶ所の子供集会、若者伝道に賜物がありました。ウエン宣教師宅には150~200名の子供出席とあります。1952年ヴォーリス建築事務所によって、建てられた現湊川伝道館は、1995年1月17日阪神淡路大震災により一階の西側が沈下しましたが、土台は全く動きませんでした。高松師家族は、兵庫区役所に避難し、1月21日教会に戻り、22日(日)礼拝を一家だけで守りました。29日(日)礼拝に36人集まりました。
2003年11月2日~3日、JEB(日本伝道隊)100周年を迎え、淡路夢舞台国際会議場にて記念大会を開催しました。英国から、講師アップル・ビー博士を迎え、アンケテル氏、ロバート・トーナー夫妻、モーリン・スミス師、米国からレイモンド・ゴズデン師、国内からは、岩田扶美二師、竿代信和師、横山義孝師、工藤弘雄夫妻、峰野龍弘師、他出席されました。この式典の終わった翌日、11月4日早朝、高松隆二師は、再発性心筋梗塞で召天されました。
現在関西聖書神学校(塩屋)卒業の朴鍾皖師を主任牧師とし何人かの協力宣教師が在籍し、国際的な宣教活動を展開しています。