128【編集後記】KBH理事 関西聖書神学校 校長 鎌野 直人 師

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聖書には様々なジャンルの文書が収められています。一番読みやすいのが物語。創世記や福音書などです。読むのはすこし難し いですが、心に残るのが詩文。詩篇を祈ることを重んじる伝統もたくさんあります。

新約聖書には多くの書簡が含まれています。

筆者たちは論理的な文章でありつつ人々を説得しようとしています。

預言書には物語や詩文も含まれています。黙示文学と呼ばれ るダニエル書やヨハネの黙示録はどう読んだらいいのか、分からなかったりします。系図はカタカナを読むのがたいへんです。

様々なジャンルの中で、親しみにくいのが法ではないでしょうか。

出エジプト記の後半から申命記にかけての部分です。倫理的 なことについて書かれているところはそれなりに意義あると思って読むこともできるでしょう。しかし、祭儀の仕方とか幕屋の建 て方などは、眠りを誘う以外にありません。

ところが、これらの法の部分にこそ興味深いことが書かれているのです。

そのあたりを一生懸命研究された新進の旧約学者平田先生のお話を4月には神戸バイブル・ハウスで聞くことができます。

3月にもたれるベテランの雨宮先生のお話とともに、今回の聖書セミナーは面白そうです。

ぜひ、おこしください。

神戸バイブルハウス理事
関西聖書神学校 校長 
鎌野 直人 師