127【編集後記】KBH理事　関西聖書神学校校長　鎌野直人師

アドベント（待降節・降臨節）の季節を迎えました。
12月25日のクリスマスを待つ季節、その準備をする季節です。日本の多くの教会では、12月25日までにクリスマスのお祝いをするのが一般的ですから、クリスマスの季節だと考えられています。

けれども「アドベント」はラテン語のADVENTUSから取られています。「到来」という意味です。二千年前に、パレスチナの地、ベツレヘムにおいて神が人となられた受肉というキリストの到来を指しています。しかし、それにとどまらず、聖餐においてキリストが神の民の間に到来すること、そして終わりの日に生きている者と死んでいる者を裁き、新しい天と地を完成するために到来することも指し示しているのです。ですから、教会はアドベントを楽しみにしています。過去、現在、そして将来のキリストの到来こそ、何よりも楽しみな時であるからです。

そんな季節にみなさまのところに「到来」した、神戸バイブルハウスからのニュースから、みなさまにクリスマスのよい知らせをお伝えします。インマヌエル、神がわれらと共におられる。