136【編集後記】KBH理事長 関西学院大学 名誉教授 神田 健次先生

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神戸バイブルハウスの組織とその働きには、創設以来エキュメニカルなスピリットが貫流しています。そのエキュメニカルという言葉は、ギリシャ語の「オイクメネー」(全世界)に由来します。現代のエキュメニカル運動を推進してきたジュネーブの世界教会協議会(WCC)本部中央講堂の正面には、キリストと教会の世界を囲んでいる場面を描いた大きな壁画があります。そこには、ヨハネによる福音書17章22節からとられた「彼らも一つになるため」という主イエスの祈りがギリシャ語で刻まれています。二十世紀初頭から本格的に始動した現代のエキュメニカル運動とは、まさにこの主イエスの祈りに対して、長い分裂の歴史を繰り返してきた世界の諸教派が応答しようとしてきた教会の一致と協力の軌跡と言えるでしょう。その一致の目的は、「あなたがわたしをお遣わしになったこと、また、わたしを愛しておられたように、彼らをも愛しておられたことを、世が知るようになります」(23節)と明記されているように、世の人々に神の愛の福音を証しするためであります。その意味で、神戸バイブルハウスの働きは主イエスの祈りに応答する働きであり、その使命は世に神の愛を証しすることではないでしょうか。

2021年度からの理事長

クリスチャンセンター
神戸バイブルハウス理事長
関西学院大学 名誉教授

神田 健次 先生