114号【編集後記】鎌野 直人 師

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今号は巻頭言と編集後記の両方を担当していますので、なにをどのように書こうか、迷わないと言えば嘘になります。もっと「鋭いことば」について書くのもありでしょうが、それではなにかバランスが取れないですよね。さてはて、どうしましょうか。

閑話休題。なぜ、「神戸バイブル・ハウス」なのでしょうか。「神戸聖書の家」でもいいではないか、と思ったりします。

これは筆者の勝手な推測ですが、「聖書」という言葉の持つ重みがちょっとしんどいな、と思うからではないでしょうか。「聖書」ということばから、なにか難しいことが、なにか一般人の自分とは異なる高尚なことが書かれていると連想されるので、あえて英語の「バイブル」という響きを採用しているのかもしれません。

確かに、「聖書研究会」なんていうタイトルの集会だと出席しにくいですが、「バイスタ(バイブル・スタディの略)なら出席しやすいという話も聞きます。

まあ、「聖書」でも「バイブル」でもどちらでも構わないと思います。実際に読めばわかるのですが、この聖書・バイブルなるものは、決して高尚な本でも、一般人に無関係な本でもないのですから。

クリスチャンセンター
神戸バイブル・ハウス 理事
関西聖書神学校校長

鎌野 直人 師