138【編集後記】KBH 副理事長 カトリック大阪高松大司教区 司祭 川邨 裕明 師

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2026年、カトリック教会はアッシジの聖フランシスコ帰天800年を記念する「聖フランシスコ年」を迎えています。紛争や社会の分断が広がる現代において、すべての被造物を愛し平和を求めた聖フランシスコの歩みと、イエス・キリストの教えが強く求められています。

イエスは「平和を実現する人々は幸いである」と語り、平和を願うだけでなく自ら歩み寄り、対話や和解を育む重要性を示しました。また力や強さを優先する世界の価値観とは異なり、柔和さや憐れみ、敵をも兄弟姉妹として尊重する愛こそが真の平和への道であると教えました。十字軍の時代に武器を持たず対話を試みた聖フランシスコは、まさにその実践者でした。

神戸バイブル・ハウスが大切にするエキュメニカル(教会一致)の歩みも平和への確かな一歩です。教派の違いを越えて共に聖書に耳を傾け祈る姿は、分断の時代に重要な意味を持ちます。日常の小さな場面で意見の違いに耳を傾け、孤独な人に声をかけること一つひとつが平和の始まりです。聖フランシスコ年にあたり、私たちが自ら「平和を実現する人」として歩み出すことが期待されています。

クリスチャンセンター
神戸バイブル・ハウス 副理事長
カトリック大阪高松大司教区
司祭 川邨 裕明 師