30 カトリック明石教会(104)

明石市桜町2-26
TEL 078-911-6330

日本の標準時子午線である東経135度の経度が通る街。紫式部著『源氏物語』にも描かれたところ。そこに明石教会はあります。

JR明石駅から東へてくてく。大きな尖塔の立派な教会―いえいえ、それは日本イエス・キリスト教団明石人丸教会!行き過ぎです。カトリック明石教会は新しいマンションに埋もれて目立たず、多くの訪問者から「場所がわからない」「迷いました」と嘆かれてきました。

しかし驚くなかれ。その歴史は古く、1950年8月22日に明石市太寺の民家を聖堂にして136人の信徒が集い、ジャン・ヘクトール・ジュピア神父様による最初のミサがささげられたのを祖としています。

これまでは信徒が力を合わせ、お正月には餅つき、復活祭やクリスマスの準備とその後の交歓会・地域にも開いたバザー・恵老会・信徒交流会と称し素麺流しやスイカ割りなどを行ってきました。
様々な勉強会も熱心に行われ、毎年洗礼を受ける方が!
高齢者や病気の方への訪問活動も活発で、喜ばれていました。身体の不自由な方を車で迎えに行き教会にお連れする姿もよく見受けられ、温かさを感じたものです。

そうそう!ミサ後に消火訓練をしたときは、“若者”が少ない明石教会に筋肉隆々の若い消防士さん達が来て指導してくださり、多くの信徒の瞳がきらきら輝きましたっけ。あの時は“外部の風”を入れることの大切さを感じたものでした。

しかしながら高齢化や若者の教会離れの波は止められず、一昨年からバザーは中止。交歓会も簡素化。そこに今回の新型コロナウイルス感染拡大です。昨年は復活祭もクリスマスも公開ミサを行えませんでした。

所属信徒数の多さと駅から近いという立地条件の良さが、「密な状態を作りえる」「他の地域からも集まりやすく、出席人数が予測できない」と、今回は仇になったのです。
それでも私たちはあきらめません。神様は乗り越えられない試練をお与えにはならないはず。

まずは復活祭ミサを今年こそは公開して行えるよう、準備しています。
現在、日曜日のミサは4つの地域ごとと限定しており、基本的に1か月に1度の出席です。
またフィリピンやベトナムなどの信徒の方々との連絡や交流が難しいのも課題です。
このようになかなか信徒一同が顔を合わせることが出来ませんが、それでも神様を信じる心は一つ!
共に祈り、感謝し、知恵を出し合って、“新しい教会活動”を模索し行っていく決意です。
誰もが自由に教会を訪れることが可能になったら、皆さま、ぜひ明石教会にもお越しください。
くれぐれも迷われませんように!

明石教会一信徒