109号【編集後記】「一度限りのクリスマス」司祭 ダビデ 林 和広

編集後記イメージ

クリスマスが近づいてきました。例年、早い時期から街ではイルミネーションが点灯し、クリスマスムード一色に包まれております。
以前、あるコマーシャルで「何度も祝おう、メニークリスマス!(Many Christmas)」というキャッチフレーズを見たことがあります。
いろんなお付き合いから12月に入るとあちらこちらで企画されるクリスマスパーティーに参加される方々もいらっしゃるでしょう。
またミッション系の保育園、幼稚園、学校、関係施設などでもクリスマス前にあちこちでクリスマス礼拝が行われています。
このような慣習によってイエス・キリストのご降誕をお祝いする恵みを何度も味わえることは嬉しいことですが、キリストのご降誕はわたしたちが生きている世界のために父なる神がもたらした繰り返されることのない「ただ一度限り」の尊い出来事であったことを忘れずにいたいと思います。このことを心に留め、25日の降誕日の祝祭に向かって心を整えたいものです。

明石聖マリア・マグダレン教会
牧師司祭 ダビデ 林 和広