投稿者 : kbhadm01 投稿日時: 2015-08-13 12:34:22 (534 ヒット)
松浦 信行 神父2、3年前に、聖書のソフトGLOが発売されました。
パソコンで操作すると、聖書の箇所から、聖書の地理、言葉の意味までも分かりやすく教えてくれます。とてもうまく出来ていて、バーチャルな形で風景を楽しむことも出来ます。

そのような中、私たちの教派では6月に、インターネットの初期から関わってこられた、下田博次・真理子ご夫妻の講演会がありました。大いに感じることがありましたのでペンを取らせていただきます。

下田氏は、インターネットには、人類の大きな期待がかかっていたと語りました。確かに、移動することなく全世界の情報が、一瞬のうちに手元に集まることで、人々の生活を豊かにすることができるわけです。

初めはアメリカの国防省の軍事通信目的だったのが民間に開放され、大学などの研究者が歓迎してそれを受け取り、そこから市民ボランティアの人々の社会をよくする運動の道具として広がっていったそうです。

そして、この社会的な動きから、企業の営利目的の動きへと広がる中で、色々な弊害が起こってきました。テレビが、一方向の情報の大量発信として、大きな社会革命を起こしたとしたら、インターネットは双方向の情報発信として、テレビにまさる革命的な出来事となっていたのです。

このような話を聞きながら、フィリピンの貧しい農家の体験学習を提供してきた人の話を思い出しました。

それは、あるとき農家がテレビを買ったとき、それまでは退屈だろうからと色々話しかけられ、ゆっくりと交わっていたのが、テレビを購入したとたん、うちには素晴らしいテレビがあるから見ていてくれと人間的な交わりが少なくなったという話です。

現在、中高生のネット依存症は推定8.1%、51万8千人となっています。

インターネットやパソコンとの出会いは、乳幼児から始まっているそうです。そしてネットがらみの色々な暴力、犯罪もこの頃あちこちで見受けられます。

下田氏は、その根底にあるのは、人間の「寂しさ」であり、その寂しさを埋めることが出来るのは、キリスト敦の愛でしょうと結論づけてくださいました。

聖書を、この現代社会の寂しさを埋め合わせる、「愛」の具体的姿とその姿勢が描かれているものとして、私も感じ取り、それを伝えられたらと思います。

クリスチャンセンター
神戸バイブル・ハウス常任理事

松浦 信行 師
〈カトリック大阪大司教区司祭〉

投稿者 : kbhadm01 投稿日時: 2015-06-09 01:41:17 (518 ヒット)
プリーモ・レーヴィというイタリア生まれのユダヤ人作家がいた。1943年、ナチスによるトリノ占領に対してレジスタンス活動を行ったが捕らえられ、アウシュヴィッツ強制収容所に送られた。1945年1月に解放されて生還した。

戦後1987年まで、イスラ工ルのパレスチナ占領政策に対して反対を表明した。
彼の小説の中に「もし私たちがすべての人の苦痛を感じることができ、そうすべきなら、私たちは生き続けることができない。」という言葉がある。

小説中の台詞とは言え、彼が「私たち」の中に自分自身を含めていることは明らかだ。アウシュヴィッツでの凄まじい経験を経てなお、彼は奇跡的に生き延びた「私たち」が、まわりで次々に殺されていった「すべての人の苦痛を感じる」ことなく、「そうすべき」だとも思わなかった、と告白しているのだ。
彼は、そのような「ユダヤ人」引いては人間存在そのものを自らに問い続けた。

現代日本で生き続けている「私たち」は、すべてを「風化」させて生き延びてゆく。
日本全国で次々に犠牲者を生み出し続けている地震・噴火や津波や、台風や水害を。
そして、その地面の上になお、原子力発電所を建て続ける。
バヌアツのサイクロン被害者も、ネパールの地震被災者も、その「すべての人の苦痛を感じる」ことなく。
現代日本の「私たち」は、「自らに問い続ける」力さえも持ち合わせないのだろうか。

投稿者 : kbhadm01 投稿日時: 2015-06-09 01:36:51 (548 ヒット)
アウシュビッツの事実

5月15日(金)、曇天のなか、ポーランドのカトリック信仰の中心地「神のいつくしみ大聖堂」を後に、神戸バイブル・ハウスのポーランド巡礼者一行を乗せたバスはアウシュビッツに到着しました。受付を済ました頃から雨がぽつぽつと降りだし、収容所の見学が開始されると本降りとなりました。今回の巡礼旅行のなかで雨に見舞われたのはこのときだけで、まるで、苦しみと悲しみのどん底に落とされた収容者の涙が私たちに降り注ぎ、何かを訴えているかのようでした。

ナチス・ドイツがヨーロッパ各地に建てた収容所では、ユダヤ人だけでも約600万人が命を失いました。アーリア人種の優越性を誇示し、ユダヤ人やナチス・ドイツに反抗する者は人間以下の存在であるという信念に基づいた人間観が殺戟の背景にあります。従って、これだけ多くの人たちを凍殺す星ためにはし鶉や豚吼よう_に、組織的かっ金理的な工場の設i邑とし交通の利便性が要求され、ヨーロッパのへそともいえるアウシュビッツが選ばれたのは当然と言えば当然なことなのです。

ナチス・ドイツがこの場所を徹底的に破壊せず、殺された人たちの遺品を倉庫に保存したことは、広島の原爆ドームや原爆資料館の存在と同様、人間というのは、自分に都合の悪い存在を殺傷するために英知を結集し、実際にそれを実施した、70年前の厳然たる歴史を誰も否定することができません。

最初に見学した建物の入り口の壁に善かれている通り、「歴史を振り返らない者は、同じことが起こされる時、それに加担する人生を歩む・the one who does not remember history is bound to life through it again」のです。ポーランドの中学・高校生は少なくとも1回、この場所を見学するよう義務付けられておりますが、日本の場合、どうなのでしょうか。少なくとも、キリスト者は神の子と呼ばれるために、「平和を実現する人」として負の歴史を真撃に受け止めることが求められているのです。

クリスチャンセンター
神戸バイブルハウス副理事長

中村 豊(日本聖公会神戸教区主教)

投稿者 : kbhadm01 投稿日時: 2015-04-29 11:48:01 (487 ヒット)
広報委員長 赤川祥夫氏 クリスチャンセンター 神戸バイブル・ハウス(KBH)は、キリストを信じ、キリストの教えに従って歩もうとする人たちの集まりです。

それだけでなく現在、筆者も末席に連ならせて頂いているKBH将来委員会は、法人化を進める中で、「この法人は、キリスト者、及びキリスト教各派、キリスト教主義学校、及び諸団体の様々な立場の違いを尊重しつつ、協働により〈一般財団法人日本聖書協会と協力しながら〉聖書の紹介と普及を目的とする。」と、理事会に提案しています。

「主は一人、信仰は一つ、洗礼は一つ、すべてのものの父である神は唯一であって、すべてのものの上にあり、すべてのものを通して働き、すべてのものの内におられます。」(エフェソ4:5〜6)ですから、この内実を証しし、聖書を普及するために「様々な立場の違いを尊重しつつ」、その上で「平和のきずなで結ばれて、霊による一致を保つように努め」なければなりません。
互いの違いを認めた上で、霊的に「主は一人、信仰は一つ、洗礼は一つ」であることを大切にしたいと思うのです。

それも、少数者や弱者の立場を尊重するものでなければなりません。
女性や在日外国人の理事や委員長が1人もいないことも、反省して、改善して行くべきことなのかも知れません。

今年1年法人化を目指す上で、目を覚まして、考えていかなければならないと思わされています。

投稿者 : kbhadm01 投稿日時: 2015-04-29 11:27:26 (661 ヒット)
信頼と責任

『愚かな者としてではなく、賢い者として、細かく気を配って歩みなさい。無分別な者とならず、主の御心が何であるかを悟りなさい。』〈エフェソ5:15, 17〉

KBHは、池長潤理事長の諮問機関「KBH将来委員会」を、常任理事中村 豊主教を委員長として立ち上げて2ヶ年、9回の「委員会」を重ねて参りました。

まず最初に、KBHの法人化に関する課題に取り組み、なお慎重に検討が続けられています。
第一の課題は、「今、なぜ法人化なのか」でした。

「KBH」は、2003年3月に産声をあげ、2013年3月、創立10周年記念式典を催しました。
そして、次の10年・2023年を目指して、その存在意義と在り方が問われ、それをより社会的信頼と責任の問われる「法人化」の方向で考え始めたのです。

KBHの目的の一つは、その原点に遡って、1904年の西日本全域に聖書普及の使命を担って、江戸町(現在の神戸博物館の場所?)に立ち上げられた旧「神戸バイブル・ハウス」に見出すことができます。
目的のもう一つの原点は、「2001年神戸聖書展」の成功に見た、カトリックとプロテスタントの協働にあります。教派を超えた協働の中にエキュメニカルの証しがあり、聖書の紹介と普及の推進に主からの使命を果たす道があるのではないでしょうか。

「目的」は、法人にとって「ミッション・ステイトメント」とも言える「命」ですから、適切で明瞭でなければなりません。

続いてKBHの将来のためにお祈りとご協力をよろしくお願い致します。

クリスチャンセンター神戸バイブル・ハウス
常務理事 鍋島  猛
日本イエス・キリスト教団岡南教会牧師

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