巻頭言
巻頭言 : No.87 一致への巡礼の旅:神田 健次 氏
投稿者 : kbhadm01 投稿日時: 2018-04-15 00:24:03 (208 ヒット)
神田 健次 氏昨年の秋、京都のNCC宗教研究所のプログラムで日本の宗教を学びにきているドイツとスイスからの研修生に講義を担当する機会が与えられた際、スイスから来られたカトリックのロルフ神父と知り合った。

ロルフ神父は、2月から3月にかけて京都から長崎まで26聖人がたどった道を巡礼する計画について話してくださり、途中立ち寄る神戸で宗教施設を案内してほしいとの依頼を受けた。

2月20日、阪急六甲で待ち合わせ、神戸の諸教会、モスク寺院、シナゴーグ、ジャイナ教寺院、モダン寺などを案内し、中華街で食卓を囲みながら、巡礼の旅について語り合った。

その時の宗教施設の写真を、その翌日ロルフ神父は、英語とフランス語で簡単な解説をつけながら、ブログで発信しておられた。

世界のエキュメニカル運動の歴史において、「巡礼の旅」(Pilgrimage)について語られたのは、信仰職制運動の予備的世界会議を1920年にジュネーブで開催する際に、アメリカの聖公会のC.H.ブレント主教が、すべてのものが一つとなるようにという主の祈りに共に応答して、長年にわたる教会の分裂に終止符を打つために、世界の諸教会に対して「一致への巡礼の旅」を呼びかけたのが最初である。

その後、1993年に国際的に著名な巡礼地であるスペインのサンチャゴ・デ・コンポステーラにおいて世界教会協議会(WCC)の第五回信仰職制世界会議が開催され、筆者も委員として参加する機会が与えられた。

第二ヴァチカン公会議以降、カトリック教会はWCCと多様な協力関係を形成し、信仰職制委員会にのみ正規に加盟してきたので、最も大切にしてきた巡礼地の一つをWCCの世界会議のために提供したのである。

その巡礼地を会場としたこともあり、「一致への巡礼の旅」というブレント主教の呼びかけに新たなスポットがあてられた。

そしてこの呼びかけは、次第に世界のエキュメニカル運動に浸透し、2013年に釜山で開催された第10回WCC総会では、諸教会に「正義と平和への巡礼の旅」という呼び、神戸バイブルハウスの長い歩みは、神戸のエキュメニカル運動を推進してきた「一致への巡礼の旅」と呼べるものであり、これからもその「一致への巡礼の旅」に共に参与したいと願ってやまない。

クリスチャンセンター神戸バイブル・ハウス理事
神田 健次 (関西学院大学名誉教授)

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