投稿者 : kbhadm01 投稿日時: 2018-10-14 06:30:00 (51 ヒット)
前田  万葉 師カトリックの幼児洗礼を受けた私にとって、馬小屋は最初の宗教教育の題材であり、信仰的原風景です。実は、その原風景を確認するために43年前に初めて聖地ベツレヘムを訪ねました。そして今年8月21日から31日までなんと43年ぶりに2回目の訪問をいたしました。

初めての訪問の時は、時間と自分の意識の不足や、十分な状況判断や学習がなかったからなのでしょう、あまりにもその風景は私の信仰的原風景とかけ離れていました。ただご誕生の教会堂があり、その一角に生誕場所としてのしるしがあるという、それだけの印象でした。

もちろん、そこには飼い葉桶も、幼子も、マリアも、ヨゼフも、羊飼いたちも、3人の博士たちもいなかったとの印象でした。星のしるしがあるだけですと言っても過言ではありませんでした。私の信仰的原風景は、聖書のルカ福音書2章の1節から20節までと、マタイ福音書2章1節から12節までの、福音が描写された風景だからです。

ところが、43年ぶりに行った今回は、まず、「羊飼いたちの野」の場所を訪問し、ここに、私の信仰の原風景が、教会の中にも外の洞穴の中にも、絵となり模型となり再現されていました。父が故郷の仲知教会で心身込めて作り上げていた馬小屋風景と同じで、まさに父は聖地に行って観て来たのかなと思うぐらいでした。そのあと生誕教会に行き、どのようにこの風景と生誕場所がつながるのかを確かめてみました。

今回は、生誕教会自体の荘厳な状況よりも、誕生場所そのものに洞窟を感じ、その斜め右下に飼い葉桶の場所を確認することができました(飼い葉桶 餌と生りしか 神の御子)。そして、この洞窟を中心にして、動物たちの様子、天使たちのお告げを受けて拝みに来た羊飼いたち、東方から星に導かれて拝みに来た占星術の学者たちという、原風景を感じ取ることができました。聖地巡礼は、1度より2度、2度より3度、4度でもとお薦めいたします。

最後にクリスマス句を数句…
「クリスマス 天に栄光 地に平和」
「馬小屋に 白黒黄の 博士おり」
「馬小屋を 拝みし母子 父もいて」
「喜びの インマヌエルや クリスマス」
「いつくしみの 座に着くみ子や クリスマス」
「祭壇が 飼い葉桶なり クリスマス」
「毎日が サンタクロース クリスマス」。


クリスチャンセンター
神戸バイブル・ハウス理事

前田  万葉 師
【カトリック枢機卿 大阪大司教区大司教】

投稿者 : kbhadm01 投稿日時: 2018-10-14 06:00:00 (24 ヒット)
広報委員長 赤川祥夫氏映画「チャップリンの独裁者」(1940年)より「床屋のシュルツの演説」の一部〈I'm sorry but I don't want to be an Emperor ─ that's not my business ─ I don't want to rule or conquer anyone. I should like to help everyone if possible, Jew, gentile, black man, white. We all want to help one another, human beings are like that. We all want to live by each other's happiness, not by each other's misery. We don't want to hate and despise one another. In this world there is room for everyone and the earth is rich and can provide for everyone. The way of life can be free and beautiful. But we have lost the way. Greed has poisoned men's souls ─ has barricaded the world with hate; has goose-stepped us into misery and bloodshed. ・・・・ To those who can hear me I say“Do not despair”. The misery that is now upon us is but the passing of greed, the bitterness of men who fear the way of human progress: the hate of men will pass and dictators die and the power they took from the people, will return to the people and so long as men die [now] liberty will never perish…,・・・ Let us fight for a world of reason, a world where science and progress will lead to all men's happiness.Soldiers ─ in the name of democracy, let us all unite! 〉 独裁者の顔は似てくるもののようです。

投稿者 : kbhadm01 投稿日時: 2018-08-12 07:36:15 (105 ヒット)
広報委員長 赤川祥夫氏今年の夏の異常な暑さは「地球温暖化」という言葉への筆者の認識を、根底から改めさせました。これまでは半信半疑でした。しかしこの暑さが毎年繰り返されるとしたら、生きるのがとても辛いことになりそうだな、と思います。

遮二無二改憲と戦争に向かって突き進む勢力が日本にはあり、また世界の主要国の頂上にも人を苦しめて意に介さない人々は厳然と存在しているので、これはもう「世の終わり」が近いのではないだろうか、と考えそうになります。

しかし、私たちの主イエス・キリストは「慌ててはいけない。そういうことは起こるに決まっているが、まだ世の終わりではない。(マルコ福音書13:7)」とおっしゃいました。やはりキリストの教えは真理そのものです。

現代は「科学技術文明や資本制生産様式がもたらした恐るべき滅亡を目前にしている(ホーキング博士談)」時代なのかも知れませんが、それは「資本制生産様式」の「獣と獣の刻印」の滅亡に他なりません。

確かに、その断末魔がもたらす様々な災害は「最も小さくされた人々」を次々に襲っていますから、ただ見ているわけには参りませんが、それでも主イエスがおっしゃった「その日」は必ず来ます。

その日には「あの獣もその像も拝まず、額や手に獣の刻印を受けなかった(ヨハネ黙示録20:4)」者たちの新しい天と地が始まります。その日には、人間が造り出してしまった温暖化も放射性廃棄物も克服して行く道が主によって与えられるのです。

投稿者 : kbhadm01 投稿日時: 2018-08-12 07:30:24 (89 ヒット)
鍋島  猛 師“信仰と歴史”遺産の共有

「わたしは、あなたの住んでいる所を知っている。そこにはサタンの王座がある。しかし、あなたはわたしの名をしっかり守って、わたしの忠実な証人アンティパスが、サタンの住むあなたがたの所で殺された時でさえ、わたしに対する信仰を棄てなかった。」(ヨハネの黙示録2:13)

今年6月30日、バーレンで開催された第42回世界遺産委員会に於いて、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産として登録されることが正式に決定しました。わたしは、この事を素直に喜び、嬉しく思います。と同時に神様からの新たな使命が与えられ、キリスト者としての責任を覚えさせられます。

まず、わたしは、日本人キリスト者の一人として、彼らの信仰と歴史を良く学び、正しく理解し、先達の信仰と歴史を共有させて頂きたいと思います。ザビエル来日(1549年)から徳川家康のキリシタン禁制(1613年)に至る戦国時代キリシタンの信仰と歴史、その後1865年の大浦天主堂竣工と信徒発見に至るまでの252年にわたる潜伏キリシタンとしての苦悩と光栄、さらに1873年、禁制高札撤去までの患難と勝利を真摯に学びたいと思います。

次に、この信仰と歴史の遺産を、一教派の占有ではなく、すべてのキリスト者で共有させて頂きたいと思います。神様からの掛け替えのない遺産として、お互いの信仰に生かしたいと願います。

さらに、これは世界遺産であることを心に留めるとき、当然全日本国民の遺産であることに気付かされます。言い換えれば、この信仰と歴史の遺産をキリスト者以外の人々とも共有させて頂くと言うことであり、それはとりもなおさず、日本における第三次福音宣教の幕開けと言えるのではないでしょうか。※第一次は1549年、第二次は1873(明6)年。

ここに生きたエキュメニカルの証しがあります。そして、これを機に、さらに一般社団法人クリスチャンセンター神戸バイブル・ハウス(KBH)への理解を深め、協働を活性化させていただき、さらに多くの方々が“KBH友の会”にご参与くださることを切にお願いしてやみません。

クリスチャンセンター神戸バイブル・ハウス 理事・運営委員
鍋島 猛 師  日本イエス・キリスト教団牧師

投稿者 : kbhadm01 投稿日時: 2018-06-30 00:10:52 (108 ヒット)
理事:菅根 信彦 氏「近代文化」と言われている現代社会の中には大きく「二つの文化的な源流」があると言われています。一つは「ギリシア的文化」。もう一つが「ヘブライ的文化」。この二つを分かり易く「人間の五感」「感覚作用」で言い換えれば、ギリシア文化は「見る文化」と言えます。それに対して、「ヘブライ文化」は「聴く文化」と言うことができます。この両者の文化が、近代キリスト教文化の根底にあると言われています。

前者の「ギリシア文化」は「見る」という視覚を大事にします。日本語に「観照」という言葉があります。もともとは「仏教用語」ですが、「対象を主観を交えずに冷静に見つめていくこと」を示します。自分の前にある実体や事象をそのまま受けとめて把握し理解するということです。「科学の目」とも言えます。「ギリシア文化」はこの「観照」という視点から、論理学を形成し、自然学や形而上学を発達させていきます。あるいは、人間の理性活動の基礎を与えていきます。

他方、「ヘブライ文化」の基調となる「聴く文化」があります。これは、「聖書の文化」と言ってもよいかも知れません。聖書は「人は神と向き合って生きる存在」であることを強調し、人格的な対向関係の確立を促しています。「聴く文化」はまさに、個人の人格を形成し、主体的な決断を伴う要素を強く持ちます。耳から入る言葉は、心の中で思い巡らされ、一つの自由な決断がなされていきます。

両者の視点は文化だけの問題ではなく、人間の関係性にも言えることです。
例えば、痛手を負った悲しみを分析して理解すること、これが「見る文化」です。他方、「隣人の悲しみを一緒に痛むこと」これが「聴く文化」の特徴です。宗教的文化と言っても良いかも知れません。

私たちが生きる現代社会はまさに「見る文化」に圧倒され、大きなバランスを欠いてきているとも言えます。「聴く」という自己の内面の確立、見えない心の配慮、共感する思いの復権が社会全体に求められています。

KBHは「聖書図書館」の役割を担っています。「聖書セミナー」「キリスト教世界セミナー」などの講座や「巡礼の旅」の企画など活動は多岐にわたっています。この時代においてどのように「神の言葉」である聖書を読んでいくか、あるいは、心に聴いていくかを考える示唆を与えられます。

ぜひ、KBHを広く活用ください。また、その働きに参与ください。

クリスチャンセンター 神戸バイブル・ハウス 理事
日本基督教団神戸教会牧師

菅根 信彦 師

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