投稿者 : kbhadm01 投稿日時: 2019-04-07 02:04:51 (23 ヒット)
先日、バイブルハウス主催のディナーコンサートが神戸聖ミカエル教会で催されました。大きな集まりではありませんが、とても温かい、交わりの多い時間でした。

コンサートの語源であるラテン語の「concerto」は「論争」や「競い合う」といった意味がありますが、使徒パウロは第1コリント書で「競技をする人は皆、すべてに節制します」と語っています。

豪華絢爛が必ずしも評価されるわけではなく、小さな集まりであってもその中の交わりを大切にできる、今回のようなイベントがこれからも続けられることを祈っていきたいものです。

投稿者 : kbhadm01 投稿日時: 2019-04-07 01:52:13 (49 ヒット)
松浦 信行師「祈りの仕方」
1月のキリスト教一致祈祷週間の時、私は東京にいました。出張先の東京カトリック神学院の隣にイエズス会の修道院で一致祈祷の集会があり、そこで大和市から長老派の牧師さんが奨励をしてくださいました。牧師さんは聖書の知的理解や活動だけでなく、黙想や沈黙などの祈りや霊性を深める時をイエズス会の神父と持っているそうで、そうすると疲れた気持ちから心の中に力が湧き出てくるという話をしてくださいました。

後日、同じイエズス会の霊性センターの所長さんと話す機会がありました。ヨガなどをされていて、熱心に体を使った祈りを勧められるのです。私も、昔修道会に入る準備の修練という期間に、いろいろな祈りの仕方について試したことがあります。スルピスの方法、カルメルの方法、イグナチオの方法など西洋の祈りの仕方は、頭を使った知的作業が多いのです。私も初めはそれを試していたのですが、主と共にいる祈りが逆に疲れてしまうのです。それで結局、聖堂に入り頭を空っぽにしてそこにたたずむという祈りへと移っていきました。それで、所長さんと意気投合して会話に花が咲きました。

巡礼の持っている旅そのものが祈りであること、禅の世界で生活そのものが禅であること、私が今いる四国のお遍路やおもてなしの文化、インドネシアに行った夫婦から教えられた体を使った祈り、短いことばを呼吸を通して唱えるイエスの祈り、インドのヨガ的祈りなど、どうも今までの知的な祈りではなく体を意識した祈りの持っている豊かさを語り合ったのです。今、NHKなどでも良く取り上げられているマインドフルネスもこの流れの中にあるようです。イグナチオの霊操を大切にするイエズス会ですが、「私と副所長が何か変わったことをしているとイエズス会の中で噂が立ってますよ」とその所長さんは笑いながら話を終えました。

神戸のバイブルハウスのことをこの流れの中で考えました。友の会の巡礼旅行、クリスマスランチョン、写経聖書、リレー朗読会、テレマンコンサート、バザー、エキュメニカルな出会いなどなど、神戸のバイブルハウスは聖書を中心にセミナーや勉強会をするだけでなく体を使って聖書や神に出会っている感じがします。それこそ結構時代の先端をいっている活動なのかもしれない、そう思うこの頃です。

クリスチャンセンター神戸バイブル・ハウス副理事長
松浦 信行師

投稿者 : kbhadm01 投稿日時: 2019-02-20 23:46:30 (81 ヒット)
中村 豊 理事長キリスト教の17教団・1団体の協力により、約7年の編集作業を経て昨年11月、「聖書協会共同訳」が完成しました。この聖書は、原典に忠実な翻訳であり、日本の教会の標準となり、礼拝で用いられ、日本語、日本文化の形成に貢献できることなどを目指しました。また、本文のほかに引照と注を付したことが大きな特徴です。

神戸バイブル・ハウスを支える人たちが属する教団・教会全てが、この聖書を礼拝や聖書研究に用いるとはいえませんが、翻訳の比較は私たちに多くの学びを提供してくれます。例えば、ルカ福音書17章12節で、ギリシャ語の「レプロス」すなわち「レプラを患っている」は、聖書協会共同訳では「規定の病を患っている」ですが、新改訳聖書では「ツァラアトに冒された」と訳しております。ここで、聖書協会共同訳の「用語解説」や新改訳聖書第三版の「あとがき」などを参考することによって、翻訳の意図やねらいがより明確になります。

現在、高齢化の波が怒濤のごとく教会に押し寄せ、礼拝出席や教会財政に大きな打撃を与え続け、教会という舟の航行が次第に困難となっております。舟に乗ってゲザラ人の地方に行く途中、激しい突風のために波をかぶり、舟が沈みそうになったとき、「私たちが溺れ死んでもかまわないのですか(マルコ4:35以下)」と弟子たちはイエスに泣きつきました。私たちも、「教会や信徒をどうしてくれるのですか」と、神に訴えたい気持ちを抑えることができるでしょうか。すべてが順調なときは神が登場する機会はまれなのですが、困った時にだけ真剣になって神に頼ろうとする人間の姿勢を神は問題視します。

「わたしたち信じる者に力強く働く神の力が、どれほど大きなものであるかを悟ることができ(エフェソ1:19)」るように、私たちは、聖書のみ言葉に耳を傾け、神の恵みが豊に与えられていることを感謝する日々を送りたいものです。
聖書協会共同訳聖書完成をお祝いするとともに、キリスト者だけではなく、一般の人たちにも聖書が読まれ、神の存在を知るよい機会となることが期待されます。

クリスチャンセンター神戸バイブル・ハウス
理事長 中村  豊

投稿者 : kbhadm01 投稿日時: 2018-12-15 02:52:04 (107 ヒット)
吉 田   隆  師 毎年4回ほど開催しています「聖書セミナー」は、このバイブル・ハウスの屋台骨のような働きです。その名前のとおり、この場所が真に“聖書の家”となるために、単に展示用聖書を収集するだけでなく、何より「聖書」そのものを深く・豊かに・楽しく学ぶためのセミナーだからです。

カトリック・聖公会・プロテスタント諸教会(NCC系から福音派に至るまで)を包含する超教派の営みであることを念頭において、講師やテーマの選定には、毎年苦労します。

しかしまた同時に、これが主催者の醍醐味でもあります。実際上の問題でなかなか遠方からお招きすることはできないのですが、関西圏にこんなにも聖書の専門家がおられるのだということに驚き、初めてお会いする先生方から多彩な聖書のお話を伺うことは実に大きな喜びです。

この秋に行われた聖書セミナー「日本語聖書読み比べ」(水野隆一先生)は、実にユニークかつ有益な取り組みでした。先生が御自分で作成された“六欄聖書”によって、五書・詩編・預言書のいくつかのテキストを新共同訳・口語訳・新改訳・新改訳2017・フランシスコ会訳・岩波訳で読み比べるという作業を、参加者の方々と共にしたのです(これに12月発売の『聖書協会共同訳』を加えられなかったのが真に残念でした)。原語が持つニュアンスや意味の広がりの実に豊かなこと!

聖書が原語にとどまっていたら、私たちの多くは依然として主イエスを知らないままでした。翻訳が生み出す多彩な言葉をとおして、肉となられた唯一の「ことば」が私たちにもたらされたことの不思議と恵みを、この季節に深く味わいたいと思います。

クリスチャンセンター神戸バイブル・ハウス理事
日本キリスト改革派甲子園教会牧師
神戸改革派神学校校長
吉 田   隆 師

投稿者 : kbhadm01 投稿日時: 2018-12-15 02:44:59 (81 ヒット)
広報委員長 赤川祥夫氏筆者が山陰地方に遣わされて初めての冬を迎えます。地元の方が仰るには「豪雪地帯」で湿った重い雪なのだそうです。けれども、どこでどんな季候であっても、主のご降誕は感謝に違いありません。一人でも多くの方々とクリスマスの歓びを分かち合いたいと願っています。
ところで、クリスマスから正月をはさんで春まで世間の話題を占領しそうなのが「御皇室」です。天皇家の個々人に好き嫌いはありませんが、天皇制は廃止すべきだと筆者は考えています。それは、明治以来の資本制社会末期の歪んだ姿そのものだからです。
「LGBTは子どもを作らない。生産性がない。」と書いて炎上した政治家や、「重度・重複障害者を育てることが、莫大なお金と時間を失うことにつながります。」と語った津久井やまゆり園事件の犯人は、決して「非常識な人、極悪非道な人」ではなく、私たちの中にひそむ価値観や人間観を直接的に表現したに過ぎません。
人間の価値を労働力や生産性や「生かす費用」などに換算してしまうことは、私たちの主イエス・キリストが最も嫌って闘われた価値観でした。現代日本ではそういう価値観の根底に、明治期に創作され侵略戦争とその敗戦を経て今も続く天皇制があります。「生前退位」とか「男子後継」だとか本当に歪んだ制度で、神さまが求めておられる自由で正直な人間の生き方を崩壊させてしまう社会のあり方です。2月11日には、私たちが信教の自由を生きるとはどういうことか、真剣に考えたいものです。(以下、次号に続きます。)

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